初心者向け!バイナリーオプションの基本と気を付けること

目次

バイナリーオプションとは?

バイナリーオプションとは、原資産の価格が、特定の日時までにマーケットの基準のレートより「高くなっているか」または「低くなっているか」を予測する、二者択一方式の取引方法です。

取引時間の終了時点で、マーケット内の価格が予想した通りの方向に動いていれば利益となり、予想と逆方向であれば損失になります。

バイナリー(binary)とは二進法、オプション(option)とはオプション取引(権利を買う取引)という意味で、例えば日経平均株価が、前場終了時点で2万円を超えているかいないかを予測するのもバイナリーオプションのうちの一つです。FXでも、2時間後にドル円レートが100円より高いか低いかを予測して取引し、予測通りであれば利益を得ることができます。

バイナリーオプションと聞くと難しそうな単語ですが、実はシンプルな二者択一方式の投資方法で、多くの個人投資家に受け入れられています。

バイナリーオプションで投資するメリット

バイナリーオプションで投資するメリットは大きく2つあります。

1つは上記で述べたように「上がるか・下がるか」の二者択一で、仕組みが複雑でなくシンプルでわかりやすい投資方法であること。

2つめは、投資した元手の金額以上には損をしないことです。
バイナリーオプションを取り扱う国内業者では、バイナリーオプション金額が変動するチケットを購入する仕組みになっており、そのチケットの金額分以上には投資ができないようになっています。ですので、FXのようにレバレッジをきかせて実際の投資額以上のお金を投資することはできない仕組みになっており、それが「支払ったお金以上に損をしない」理由です。

ほかにも、1000円程度の小額から投資が可能で、高額な運転資金が不要な点や、変動幅=利益ではなく上がったか下がったかで利益が決まるので、あまりマーケットが動かない状況であっても利益をあげるチャンスとなる点もメリットと言えるでしょう。

バイナリーオプションで投資するデメリット

投資金額以上に損をしない、上がったか下がったかの二者択一で決まるというバイナリーオプションの特徴が裏を返せばデメリットとも見ることができます。ここではデメリットを2つあげます。

1つめに、利益の幅が限定されてしまうことです。変動幅=利益にならず、上がったか下がったかの二者択一できまるので、大きく相場が上がった(下がった)場合でも、小さく相場が上がった(下がった)場合でも利益は同じになってしまいます。ですので、上がり幅や下がり幅を無視されてしまうので、市場の流れを読んで大きく利益を出したいという投資の方法と比べると、利幅が限定されてしまうのでデメリットといえます。

2つめに、予測が外れた場合には、途中決済をしない限り、購入金額が全て損失となることです。株式投資やFX投資では、投資した商品の価格が下がった分だけが損になり、元手が全て無くなることはあまりありませんが、バイナリーオプションの場合、上がったか下がったかの二者択一のため、予測が外れた場合には購入金額がすべて損失となってしまいます。

4 .バイナリーオプションで気を付けること

ネット上にはさまざまなバイナリーオプションに関する批判記事が上がっています。バイナリーオプションが危険といわれる理由と、詐欺などに合わないように気を付けるべき点をみてみましょう。

(1)過去に横行したバイナリーオプションを冠する詐欺

「絶対に○万円勝てる」「素人でも簡単に勝てる」といったキャッチコピーで、知人や友人を通じてバイナリーオプション詐欺業者への登録を促したり、メールや電話などでの勧誘が多数行われていた過去があります。TwitterやFacebookといったSNSにリンクを貼ることでアフィリエイトサイトから報酬を得られるため、バイナリーオプション情報が拡散され、こういった詐欺にひっかかってしまう人が増加したと考えられます。

(2)出金ができなくなる!?海外バイナリーオプションを取り扱う業者に要注意

本来であればバイナリーオプションで利益を上げると専用口座から出金することが可能ですが、海外のバイナリーオプションを取り扱う業者による「出金に応じない」といったトラブルが多発しており、国民生活センターや金融庁が注意喚起を行っています。
例えば、出金に10日から数ヶ月かかるといわれたり、本人確認書類やその他の書類を送らなければいけなかったりと、お金がなかなか引き出せないという被害が頻発しています。

こういった詐欺業者の中でも多いのが海外バイナリーオプション業者で、業者では所在地が海外にあり、日本の法律である金融商品取引法に基づく登録が行われていないものがほとんどです。

このバイナリーオプション業者は危険かもと疑問に思った際には、金融庁公式ホームページの「免許・許可・登録を受けている業者一覧」から確認できますので、チェックをおすすめします。バイナリーオプションを行うなら、国内業者を選んだ方がいいです。

まとめ

以上、バイナリーオプションの仕組み、メリットとデメリット、そして注意するべきことをまとめました。書籍やサイトを使って、バイナリーオプションの仕組みや、為替の知識、チャートの読み方を学び、分析しながら投資ができるように頑張りましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です