仮想通貨取引所から付与される仮想通貨は税制上どのように扱うか

足立 仁 (公認会計士・税理士)
東京大学経済学部卒業。公認会計士試験合格後、日本最大手の税理士法人である税理士法人中央青山(現:税理士法人プライスウォーターハウスクーパース)にて税務申告業務に従事。その後、大手外資系監査法人にて外資系企業、海外拠点の監査等の業務に従事し、2011年より相続税専門 税理士法人ファザーズ代表社員。仮想通貨領域にも精通している。

ビットコインをはじめとした仮想通貨はどのように入手する?

ビットコインをはじめとした仮想通貨を得るためには、一般的に仮想通貨取引所に口座を開設し、日本円(法定通貨)で購入しはじめるのが一般的です。他にもビットコインなどの仮想通貨をすでに持っている人から直接受け取ったり、マイニングと呼ばれる作業を行ったりすることでも、得ることができますが、これから仮想通貨取引を始められる多くの方は仮想通貨取引所経由になるかと思います。

仮想通貨取引所からビットコインなどの仮想通貨がプレゼントされる

仮想通貨取引所に口座を開設し、任意の条件を達成することで、仮想通貨取引所から無料でビットコインなどの仮想通貨がプレゼントされるケースがあります。決して多い量が付与される訳ではありませんが、1日最大数百円程度になるケースもあり、継続的に取得することで、ある程度の金額感に膨らみます。BitTaxの対象取引所が行っている主なプレゼントキャンペーンは以下です。新しいキャンペーンがリリースされることもあるので、各取引所のページは定期的にチェックするとよいです。

bitFlyerの場合

ビットコイン取引量国内No1のbitFlyerでは「ログイン&チャットボーナスキャンペーン」が行われています。1 度でもビットコイン売買をしたことのある個人の方が対象となっているので、多くの人が受けられるプレゼントとなっています。また、開催期間についてはたびたび延長されるので、定期的に公式サイトをチェックしてみてください。

付与されるビットコインについて
ログイン時:0.000005BTC(500Satoshi) 
チャットへの書き込み:0.000005BTC(500Satoshi)
 ※1日最大0.05BTCまで

参考: https://bitflyer.jp/cam/reward-2016/ja/

coincheckの場合

coincheckでもビットコインのプレゼントキャンペーンが実施されています。こちらは恒常的に発生するものではなく、期間中に「二段階認証」を行った取引アカウントに対して付与されます。「二段階認証」はIDとパスワードの他にワンタイムパスワードを入力しなければログインや取引をできなくさせる設定のことです。利用者はビットコインを受け取れるだけでなく、セキュリティレベルの向上にも繋がります。

付与されるビットコインについて
二段階認証設定時:0.0003BTC(30,000Satoshi)
※既に本人確認が完了している取引アカウント
※さらに初めて二段階認証をキャンペーン期間中に完了した取引アカウント
参考:https://coincheck.com/blog/4543

Zaifの場合

Zaifでは「マイナス手数料」や取引高に応じた「配当金」などのキャンペーンが行われています。しかし、いずれも仮想通貨ではなく、日本円(法定通貨)での支払いとなっています。

参考:https://zaif.jp/campaign/hundred_million_ranking

付与されたビットコインなどの仮想通貨の税制上の扱いは「雑所得」

ご紹介してきたようにビットコイン(仮想通貨)は仮想通貨取引所からプレゼントされるケースも存在します。その場合、税制上は仮想通貨が景品として交付されたものとして、雑所得として、その時の仮想通貨レート(JPY)で課税されるというのが一般的な考え方です。取引履歴にBTC/JPYが表記されていないケースだと、その時のレートを確認する必要がありますので、計算時に注意が必要です。


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